E.MARINELLA

マリネッラ商品の背景
~ “一服の清涼剤” ~

TYPE : Flow

DATE : May 26, 2022

フローエンス トーキョーでは、E.MARINELLA(マリネッラ)の商品を数多く取り揃えております。
マリネッラの魅力をみなさまにもっとお伝えしたい!という想いでスタートした、マリネッラ店舗とフローエンスの合同連載。
マリネッラを熟知する マリネッラ ナポリ 丸の内 小林が、商品の背景とともにご紹介いたします。

ナポリ

高級ホテルが立ち並ぶ海沿いのサンタルチア地区から”海に浮かぶ要塞”とも言われる卵城へと続く道。夏時期の日中は岩場で日光浴をするナポリ人や、海で遊ぶ子供たちで賑やかなエリア。
そして、海の前というロケーションもあり、雰囲気の良いレストランも多く、夜遅くまで賑わいます。
このエリアは、治安が良好のため、食後の散策や夕涼みにも最適な場所です。
因みに、こちらの”卵城”ですが、城の基礎部分に卵が埋めてあり、その卵が割れるとナポリに災いが起こるという伝説があります。



こんにちは、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林です。
いつもマリネッラのブログ、公式オンラインストアFLOENS TOKYOをご覧下さり、誠にありがとうございます。

心より、御礼申し上げます。

さて、みなさま如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
前回の▶「みにくいアヒルの子」から引き続き、私、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林 が‟マリネッラ商品の背景”を担当致します。

少々長く、また、お読みになり難い箇所もあるかと思いますが、今回も是非、最後までお付き合い下さい。


さて、今回の“マリネッラ商品の背景”は、「一服の清涼剤」ということで、「何だろう?」とお思いになる方も多いかと思うのですが、ナポリが最もナポリらしくなる季節である夏に、南イタリアの強烈な日差しの下で、ナポリ人にとっての“夏の代名詞”のお話しです。

というわけで、イタリア共和国カンパーニャ州の州都でもあるナポリ。
地図上では日本より緯度は高くなります。
しかし、イタリア半島の中でも南部に位置するナポリ。夏は暑いです・・・。

しかし、そこは地中海気候のイタリア。
ご多分に漏れずヨーロッパの気候に代表される湿度の低い乾燥した気候となるため、日陰に入り風でも抜ければ心地良いという、ヨーロッパ特有の夏になります。

ただ、それでも、やっぱり暑い・・・、なんせそこは海の向こうはアフリカ大陸という立地。
ジリジリと照り付ける南イタリアの太陽は容赦ないです。

それでもナポリ人のみなさん、スーツはもちろん、リネンやコットンといった夏素材の上下を、涼しい顔をして颯爽と着こなす姿はさすがの一言です。

屋外では上着を手に持ち、レストランなど屋内の空調下に入るなり、こなれた仕草でジャケットを羽織る。
そして、すかさずタイの結び目を整える一連の所作は、いつ何時も、自分がどのように見えるかを意識し、見られることと、装いを楽しんでいるからこそ自然となせるものに思います。

そして、ナポリ人のみなさん、夏場は外で、男性も結構な確率でジェラートや、グラニータを食べながら、涼を取っていたりと、このゆるさのギャップもまた絵になります。

日本では、あまりジャケット姿の男性が外でアイスを食べるという機会も少ないのですが、ナポリ人のみなさん、普通に食べています。
そして、大方のナポリ人男性は甘いものに目がありません。

また、不思議なことに、レストランやバールなどでも、暑いにも関わらず店内よりもテラス席を好む方多いこと多いこと。
空調下の店内よりも、外のテラス席が人気だったりします。
これがまた不思議と街の雰囲気と溶け合い、様になって良い雰囲気なのです!

そして、甘いものが大好きなナポリ人のみなさん、バール(コーヒー店)と一緒で、必ず贔屓のジェラテリア(ジェラート屋さん)があります。

ナポリ市内は、言わずもがなのジェラート激戦区。
グルテンフリーやビオなど、新進気鋭のジェラテリアが軒を連ね、しのぎを削ります。
市内中心には、有名無名含め、かなりの数のジェラテリアが存在します。

しかし、ジェラートはエスプレッソと違い、ナポリと言えども、どこで何を食べても美味しいというわけには行きません!

出来合いの量販ジェラートをそのまま提供するお店も有れば、手作りをしているお店まであります。
やはり、ジェラートのクオリティはもちろん、その食感や、コーンの好み、トッピングの良し悪しなど、ナポリ人のみなさんの好みがはっきりとわかれるところであります。

ただ、間違いなくナポリは、他都市に比べ美味しいジェラートが食べられるのは事実です。
長くなってしまうので、今回はその話は割愛させて頂きますが、コロナが収束し、もしナポリに行くという方、食べてみたいという方いらっしゃいましたら、おすすめをお教えしますのでご連絡下さい!


ナポリ

スペイン人地区の一角。
迷路のように入り組んだ路地が縦横に走り、建物に囲まれているので方向感覚が失われます・・・。
庶民的なエリアとされるこの地区にも、前述のバールやジェラテリアはもちろん、この地区に昔から店舗を構えていたであろう、伝統的な菓子店や、食堂なども多く存在し、地元の方から長く愛される存在とその味は、この先も受け継がれて行くものであると思います。

因みに、グラニータですが、これは、主にレモン味の“溶けかかったかき氷”とでも表現すると分かり易いかもしれません。

店で出すグラニータ以外にも、夏場になるとナポリの路上にパラソルを出してこのグラニータ売りが出没するのですが、これもまた本当に美味。

それこそ、レモン味の溶けかかったかき氷のような形状なのですが、ナポリ産であろうレモンのスライスも入っており、その甘く冷たい喉ごしは、ナポリの強烈な日差しにより消耗した体力を回復させてくれる、正に、“一服の清涼剤”。

因みに、このグラニータ、小さ目の紙コップに1杯で1ユーロほど。
そして、面白いことに、昼間はグラニータ売りですが、なぜか、夜はほとんどのグラニータ売りが、甘く味付けされたピーナツ売りに変身します。
そして、一袋1ユーロほどで売られる、この甘いピーナツも止まらなくなるほど旨い・・・。
ナポリでの大事な夕飯に障りますので注意です!

すいません、かなり話が脱線してしまいました。
というわけで、これらに次いで、マリネッラのナポリ本店にもこの時期ならではの、ナポリ人にとっての“夏の代名詞”とも言うべきネクタイが存在します。

そうなのです、いつもはプリントシルクの素材が多くを占める中、シルクや麻、ウール等を混紡させた素材を用い、その独特の素材感と質感を楽しむという贅沢なタイが、この時期に販売されます。

当然、定番のシルクタイと比べると、その生産本数も少ない為、早々に売り切れてしまうことも多く、この時期ならではの、この“夏用のタイ”をお探しのお客様がナポリ本店にも増え始めます。

なにしろ夏の訪れと共に、ナポリ人のみなさんは、1年の中で最大のメインイベントである“バカンス”(夏季長期休暇)に向けての準備を始めるため、この時期は、ナポリ本店もバカンスに向けた買い物をされるお客様でごった返します。

一年がかりで綿密に練り上げるバカンスの計画ですので、老若男女問わず、皆さま熱の入れ方が違います。
まずは、水着とサングラスを新調し、日中に着る服、夜に着る服とを揃え、来たるバカンスに備えます。

特に、食事に重きを置くナポリ人のみなさん、食事の際の装いにはぬかりがありません。そんな時にも活躍するのが前述のこちらのタイ、▶ESTIVA エスティーヴァです。

確かに夏の太陽に映えるこの感じは、ナポリ人のみなさんがお選びになるのも頷けます。


マリネッラ エスティーヴァ


ところで、この混紡素材は、とても優れもので、もちろん視覚的な清涼感はさることながら、それぞれの素材の特性の長所だけが生かせるような割合で組成さるため、“シルクのエレガントさ”、“リネンの清涼感”と“ウールのコシ”、それらが合わさることにより、この時期に悩まされるシワや湿度などからの影響を軽減させるべく、それほど気にせず締められるという利点をも兼ね備えます。

マリネッラ



マリネッラ



マリネッラ



マリネッラ


その為、湿度の高い日本の夏時期にも最適で、特にこの時期のジャケットスタイルには最大のパフォーマンスを発揮することと思います。
また、ポケットやカバンに忍ばしておき、必要な時にタイドアップといった使い方も、クールビズとなるこれからの夏時期におすすめです。

というわけで、このナポリ人にとっての夏の代名詞である季節タイ▶ESTIVA エスティーヴァ
それは、ジェラートやグラニータのよう、正に、暑い夏の“一服の清涼剤”ではないかと思います。

現在 ▶ESTIVA エスティーヴァは、東京ミッドタウン、丸の内の各店舗、及び、公式オンラインストア FLOENS TOKYOで展開中ですので是非ご覧下さい。


  • emarinella-tokyo
  • マリネッラ ナポリ 東京ミッドタウン

    東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア1F
    営業時間:11:00~20:00
    TEL : 03-5413-7651
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  • E. MARINELLA-Mrunouchi
  • マリネッラ ナポリ 丸の内

    東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア1F
    営業時間:11:00~20:00
    TEL : 03-3217-2871
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