マリネッラ ナポリ 丸の内 小林 のナポリ解体新書②
～ミラノ行脚編（前編）～

こんにちは、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林です。
前回から引き続き、自己紹介も兼ねてもう少し私のイタリア遍歴話にお付き合いを頂ければと思います。

ネクタイや靴、洋服など、俗にいうところのイタリア物に興味を持ち始め（きっかけは靴でした）、学業の傍ら鬼のバイト生活に明け暮れ、買い物と旅費の捻出に心血を注ぎようやく軍資金が貯まり、初めてのイタリア訪問に漕ぎつけるわけなのですが、恥ずかしながらこれが私の初海外となります。
中学時代は古着とギターにはまり、その影響もありその頃は漠然と「アメリカに行ってみたいな、Levi’sとGibson本社に行ってみたいな・・・」などと考えていたのですが、なんと、初めての海外がまさかの英語圏ではないイタリアに。
しかもその後、このような形でイタリアと長く携わって行くとは当時は思いもせずイタリアに向かう事になります。

当時は、現在のようにインターネットがまだ普及しておらず、現代のように”旅行時に最強のExp●dia”も無い時代です。
そこで、某旅行代理店HI●に行き、格安航空券とホテルの手配をしたわけなのですが、いかんせん初めての海外。
勝手も分からず、しかも出発前から急性胃腸炎でお腹をこわしながらの初イタリアとなりました。（本当、トイレには困りました！）
そして、全く気付いておりませんでしたが、航空券の手配時に大きなミスをおかしていることをまだこの時は知る由もありませんでした・・・。
その話は、また途中で告白しようかと思います。（笑）

とは言いながらも、意気揚々と成田発ミラノ行きのJALでミラノに向かいます。
飛行機にはかろうじて沖縄に行く際に乗ったことがありましたが国際線は初体験。
今では考えられませんが、何と、当時はまだ機内最後尾シート付近は喫煙可だったように覚えてます。
今思うと、世の中が大きく変わったんだなと痛感します。
また余談ですが、私、当時は喫煙者でしたが、2005年に禁煙成功。
あんな辛い思いをして禁煙するくらいだったら「もう煙草は吸わない！」と思うほどつらいつらい禁煙生活でした。
それでも、映画の煙草のシーンなどを見ると「美味しそうだな」と今でも時折思ってしまいます。（笑）

さて、ようやくミラノに到着。
ミラノマルペンサ空港からマルペンサエクスプレスで中央駅に向かい、ミラノ中央駅徒歩10分という立地の”超高級ラグジュアリー2つ星ホテル”にチェックインするのですが、初めての海外で地図も上手く読めず、ホテル到着までに小一時間かけ、道行く人々に尋ねまくってやっとの到着。（因みにイタリアは、どんな小さな道にも名前が付いているので日本よりも道が分かり易いです）
エレベーター無し、シャワーのみ（シャワーはほぼ水）、朝食はラスクのようなイタリア定番の乾いたパン2枚にカフェラテのみという”超高級ラグジュアリーホテル”での滞在となります。（笑）

ここを起点に4日程のミラノ滞在となるのですが、初めて見るモンテナポレオーネのショップのウインドウディスプレイの美しさと凝り方に感動したのを覚えています。
中でも、ミラノスタイルの名門TINCATI（ティンカーティ）の上品さには感激でした。
ただ、限りある軍資金を有効に使わなくてはと、ミラノではぐっと堪え、何と戦利品無しのままミラノを去ることになります。（実は他都市で目的があるのです・・・）

そして、もう一つ感動ポイントのご紹介です。
ミラノ市内は地下鉄が充実しており治安も良好ですので一日券を購入しての地下鉄移動が便利なのですが、中央駅からモンテナポレオーネのエリアに向かう地下鉄”M3線”のDUOMO（ドゥオモ）駅の地上に出る階段から見えるミラノ大聖堂の姿は何回見ても鳥肌物です。
そして、大聖堂の中も素晴らしいので休憩も兼ねて中に入ってみましょう。
当時は無料でしたが、現在は入場料が必要になるかと思います。

そんなこんなで、初イタリアのミラノ滞在になるのですが、後編ではミラノの美味しいもの、マリネッラのミラノの店舗について掘り下げて書いてみたいと思います。
このあたりで、前編を終わりたいと思います。

それでは、丸の内にお越しの際は是非、店頭にも遊びにいらして下さい！

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