E.MARINELLA

マリネッラ ナポリ 丸の内 小林 のナポリ解体新書③
~フィレンツェ行脚編~

TYPE : Flow

DATE : Feb 13, 2022

マリネッラ ナポリのコラムです。
マリネッラはもちろん、イタリアやナポリにまつわる四方山話を徒然なるままに、マリネッラ ナポリ 丸の内 小林がお伝えします。
マリネッラをご存じな方も、まだご存じではない方も、ネクタイ以外にも知っていただきたい「ナポリの魅力」を是非コラムでお楽しみください。

  • マリネッラ小林
  • マリネッラ ナポリ 丸の内 小林正弘

    「いつも、フローエンスをご覧下さりありがごとうございます。 マリネッラ ナポリ 丸の内におります、小林と申します。 ナポリについては、下手の横好きですが、また以前のようにナポリに行けるようになる“その時に”役に立つ情報などなど、 織り交ぜられたら良いなぁなどと思っております。 駄文ですが宜しくお願い致します。」



マリネッラ本店工場内部

ナポリ本店の工房内部、ここで熟練職人の手仕事によりタイが生み出される生産の心臓部。
全てはここで生み出され、世界中へ送り出されます。ちなみに職人は全て女性です。



マリネッラ本店工場内部作業風景

紳士服の仕立ては男性職人が多いのに対し、より細かく緻密な作業を要するネクタイの仕立てでは、伝統的に女性の職人が多いそう。

こんにちは、マリネッラ ナポリ 丸の内の小林です。
みなさま如何お過ごしでしょうか。
さて、このブログですが、ひょんな事から書いてみようということになった訳なのですが、裏事情を少々お話すると、我々マリネッラの統括マネージャーをしている外島という者から「何かナポリの小話的なもの書いてみてよ」という発案が有り、スタートしたいう経緯があります。
ただ、文章を書くというのはこれがまた中々難しいものですね・・・。(泣)
みなさまにも読みにくい文章など等ご不自由をお掛けしていることは容易に察するところなのですが、何とかご辛抱頂き最後まで是非お付き合いを頂ければ幸いです。
そして、”ナポリ解体新書”というわりに「全然、ナポリ出てこないじゃん」という感も有り、また、正直なところ、私自身ナポリ以外の都市でそれほどネタも豊富ではないので「ちょっと物足りないな」という声も聞こえてきそうですが、ナポリに入りましたら、なるべく「濃いめ」のお話が出来たらと思ったりしておりますので、引き続き、温かくお付き合いを頂ければと思います。

さて、自己紹介も兼ねて書かせて頂いている、私の初めてのイタリア訪問ですが、中盤のフィレンツェです。
ミラノ滞在も終わり、空路でフィレンツェを目指すべく向かったわけなのですが、夜に空港に着くと何故か見覚えのある”斜めの塔”のポスターが随所に貼られており「おや?」「あれ?」と・・・。
そう、言わずもがな”ピサの斜塔”です。
何と、チケットを間違えてフィレンツェではなくピサで取ってしまっていたんです。
まぁ、確かに同じトスカーナ州ですが、想定外の出来事に一人大パニック。しかも夜であまり空港職員の方もいない。
「やばい、どうしよう」初めての海外でイタリアは難易度が高かったと痛感。
困り果てていると親切な空港職員のおばさまが「電車でフィレンツェに行きな」と教えて下さり、隣接している駅へ。
駅員さんにフィレンツェに行きたい旨伝えるも駅員さん全然英語通じず・・・。
「これはやばい」と困っていると、そこに”救いの女神”が現れました。
何と、同じくフィレンツェに行くというスペイン人の女性、しかも英語が分かる!何とかこの女性に切符などの手配を手伝ってもらい、一緒に向かうこととなりました。
このスペイン人の女性、「イタリア語は分からないけど、スペイン語と似てるから何となく言ってることわかるのよね」的なことを話しており、本当に助かりました!というわけで、フィレンツェ サンタマリア ノヴェッラ駅までご一緒してもらいフィレンツェ滞在のスタートとなります。

波乱の幕開けのフィレンツェですが(ちゃんとチケット確認しないのが悪いのですが・・・、本当にバカだったと思います!笑)このフィレンツェにはいくつかの目的がありました。
まず、何といっても、アカデミア美術館とウフィッツィ美術館。
街自体がルネッサンスの聖地だけあり美術館のようなところなのですが、当時は今ほどウフィッツィ美術館も混雑しておらず、チケットも普通に並んで購入。
ゆっくり観覧出来たことが嘘のようです。

そして、次なる目的は、何といっても靴です。
欲しかったストールマンテラッシを求めにマンテラッシの店舗に。
確か、レプッブリカ広場にあったと思うのですが、無事に念願のセミブローグを購入。
後に、一生懸命磨いたことが思い出されます。
その後は、HAPPY JACKやTIE YOUR TIE などのセレクトショップ詣でをし、花の都フィレンツェを堪能。
フィレンツェの街は小さいので、歩いてゆっくり過ごせる素敵な街です。
特に、美術館や建造物は見どころ満載ですのでお好きな方は堪らないと思います。
そして、軍資金をほぼ買い物につぎ込む予定の私は、フィレンツェではほぼトリッパサンドとコーラで飢えをしのいでいたのですが、侮ることなかれ。
このトリッパサンド、ようは、牛の内臓の煮込みをパンにはさんだサンドイッチという何とも野趣溢れる食べ物なのですが、これが半端じゃなく旨い!そして、その中でも大聖堂近く、中央市場に向かう途中の露天市場の一角にある↓の屋台がおすすめ。絶対ここです。

https://www.facebook.com/lupenmargofirenze/

あと、以前にお話ししたイタリア風サンドイッチの”パニーノ”ですが、市内にあるAll’antico Vinaio(アル アンティコ ヴィナイオ)は本当に美味しいです!というよりもクセになります。
食材も良いものを使っており、ポーション、値段、味、最高バランスです。
いつも店前は人で溢れかえっていますが、めげずに是非食べてみて下さい。

All’Antico Vinaio – フィレンツェ | Facebook

そして、フィレンツェを数日満喫した後、今回のイタリア訪問のメインの目的が待っているローマへと向かいます。
フィレンツェからローマ間は電車で向かったのですが、当時学生で時間がたっぷりあった私は、節約のため特急は使わず急行のような電車で向かった為、やたらと時間がかかり遠いなと思った記憶があります。(特急を使えばかなり近いです)
そんなこんなで、ローマ テルミニ駅に到着し、テルミニ駅裏にある安宿街までジプシーの歓迎を受けながら無事にホテルにチェックイン。
今回の最大の目的を果たしに中心へと向かいます・・・。

この続きは、また次回に。お付き合い頂き、ありがとうございました。
それでは、丸の内にお越しの際は、是非店頭にも遊びにいらして下さい。

  • E. MARINELLA-Mrunouchi
  • マリネッラ ナポリ 丸の内

    東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア1F
    営業時間:11:00~20:00
    TEL : 03-3217-2871
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