マリネッラ商品の背景
~シャツ+タイ合わせの妙~
TYPE : Flow
DATE : Dec 23, 2022
フローエンス トーキョーでは、E.MARINELLA(マリネッラ)の商品を数多く取り揃えております。
マリネッラの魅力をみなさまにもっとお伝えしたい!という想いでスタートした、マリネッラ店舗とフローエンスの合同連載。
マリネッラを熟知する マリネッラ ナポリ 丸の内 小林が、商品の背景とともにご紹介いたします。

ヴィットリア広場前に面するナポリ本店1階。キアイア海岸通りの喧騒や、車のクラクション、緊急車両のサイレンなど、ナポリの生活音の全てが店内のBGMとなりマッチしてしまう店内が広がります。そして、外の喧騒が嘘のように遮断される落ち着いた中庭を抜けると、2階の売り場へと続く階段が現れます。
こんにちは、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林です。
いつもマリネッラのブログ、公式オンラインストアFLOENS TOKYOをご覧下さり、誠にありがとうございます。
心より、御礼申し上げます。
さて、みなさま、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
前回の「内助の功」から引き続き、私、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林が"マリネッラ商品の背景”を担当致します。
少々長く、また、お読みになり難い箇所もあるかと思いますが、最後まで是非お付き合い下さい。
さて、今回の“マリネッラ商品の背景”は、「シャツ+タイ合わせの妙」ということで、ナポリ本店のスタッフがたまにする、明るめのソリッドタイを用いたシャツ+タイ合わせの話を少々出来ればと思います。
以前にも、少し書かせて頂いたことがあるのですが、私どもマリネッラのナポリ本店は、地元ナポリのお客様はもちろん、ミラノやローマ、そして、ナポリ観光に訪れる世界中のお客様が来店されます。
そして、100年超の歴史を背負うネクタイ店の生き字引である、オーナーのマウリッツィオ・マリネッラにタイを見立ててもらおうと、朝早くから夜遅くまでひっきりなしにお客様が訪れます。

一見すると雑多にすら見える店内ですが、圧巻の数量の中から、好みの色や柄、素材などを選ぶ楽しさは、まさに宝探し。「何か面白いものが必ず見つかる」とさえ言われるナポリ本店は、時間を忘れ、ついつい長居をしてしまいます。
本店1階は、マウリッツィオを始め、マリネッラ家のメンバーはもちろん、勤続数十年のベテラン、もともとはナポリの生地商に勤務していた生地のスペシャリストなど、錚々たるスタッフが揃います。
地元ナポリのサルトで仕立てたスーツやジャケットを着て、ヴィットリア広場前の本店に立つその姿は、まさにマリネッラエレガンスそのものといったところでしょうか。
最初、異国で目の当たりにするその店内の雰囲気には、若干圧倒されますが、みな陽気なナポリ人で、温かい歓迎が待っていますので、ナポリに行った際は是非お立ち寄り下さい。
さて、本店スタッフの面々ですが、基本的には、地元ナポリスタイルを踏襲したクラシックスタイルが多く、紺やグレーのスーツ、紺のジャケットにグレーのパンツ、冬場であればツイードのジャケットなどにブルーのシャツを着て、紺やボルドー、ブラウン、グレーといったクラシックカラーの小紋柄のタイを合わせる出で立ちが多い印象です。
しかしながら、たまに見られる、明るめのソリッドタイに、そのタイと同色のロンドンストライプが入ったシャツや、同色ながらもトーン違いの色のシャツを合わせるといった、古典的な王道の合わせをすることもあり、これが、また不思議と何とも言えず上品です。
そして、これを馴染みのサルトで仕立てであろう、シングル前のピークドラペルの2釦のスーツなどに合わせてしまうあたりもナポリ的でやられます。
普段は、ブルーや白のシャツにクラシックカラーの小紋柄タイの合わせが多い中での、
”スパイス的なシャツ+タイ合わせの妙”
たまに見せるこのギャップこそ、マンネリ気味の胸元に新たな息吹を吹き込んでくれること請け合いですので、是非お試しください。
-
-
マリネッラ ナポリ 東京ミッドタウン
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア1F
営業時間:11:00~20:00
TEL : 03-5413-7651
Google MAP
-
-
マリネッラ ナポリ 丸の内
東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア1F
営業時間:11:00~20:00
TEL : 03-3217-2871
Google MAP