大西陽一 / STYLE

ラフ過ぎずキメ過ぎない最旬イタリアンスタイルをソンリーサのデニムシャツで手に入れる。

TYPE : En

DATE : Apr 24, 2021

デニムシャツと聞くと、アメカジ風のカジュアルでルーズフィットのものやワーク系のタフで無骨なものを思い浮かべる方が多いと思います。

今回ピックアップしたSONRISA(ソンリーサ)のデニムシャツは、そうしたいままでのイメージを一新するニューカマー。ここ数年、メイドインイタリーのデニムシャツがトレンドになっていたので、その着こなし方をスナップでお見せしながら着こなし方を解説してみたいと思います。

このジェントルマンの着こなしには、トレンドが満載されています!!

まずは、メインのデニムシャツですが、デニムでありながらエレガントな雰囲気が感じられます。

とはいえ、同じ色のシャンブレーやポプリン生地の定番ドレスシャツにはないヌケ感、程よいリラッ
クスしたムードが漂っていますね。

この感じは普通のデニムシャツでは決して出せないもの。

まず、見ていただきたいのは、胸ポケットが無いところ。

日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパの高級ドレスシャツには胸ポケットがほとんどついていません。

逆にカジュアルシャツには必ずポケットが付きます。

そう、このジェントルマンのシャツは、実は生地はデニムでカジュアルだけれど、ディテールはドレスという、今までありそうでなかったものだったのです。

シルエットも体のラインに沿ったもので、アメカジ系にはないシャープなシルエットになっているのもポイント。

パンツは5ポケットではなくデニム生地を使ったスラックス「デニスラ」をチョイスしています。

ここを5ポケットの普通のジーンズにすると、この上品な感じが消えてしまうのでお気をつけください。

靴はクラシックなレザーのウィングチップ。

ここは難易度が高いので、ローファーやレザースニーカーに変える方が、日本では馴染むはずです。

↑ボタンは高級ドレスシャツに使われている「カラス足掛け」と日本で呼ばれている付け方。

一つの穴から放射状にでたこの独特の付け方は、ボタンを開け締めする時に斜めに傾き、ストレスなくシャツが着れます。

昔はシャツのボタンに厚みがあったので、こうした縫い方が手縫いシャツにはあったようです。

この技法をこのブランドは、現代のデニムシャツに取り入ているのです。

そうした、こだわりがこのブランドの人気の秘密でもあります。

↑シャツのすその両脇についているこの野球のホームベースのような形のあて布は「ガゼット」と呼ばれるもの。

昔の高級シャツは前身と後身を手縫いしていたので、そこがほつれて生地が裂けないようにする補強のためにつけられていたとか。

ソンリーサのシャツは、手縫いではありませんが、ヴィンテージシャツのもつ雰囲気をこれでプラスしています。



  • 【Profile】 : スタイリスト / 大西陽一 氏
    「メンズ・イーエックス」「レオン」「メンズ・プレシャス」「アエラスタイルマガジン」などで スタイリストとして活躍。親しみやすい人柄とファッションに対して熱い情熱を自ら表現し、 多くの方から愛されております。エディターの一面も併せ持ち、アルソーレの代表も務めております。