大西陽一 / STYLE

マンネリしたVゾーンをバージョンアップするマリネッラの無地ウールタイ。特にカシミヤのものはギフトに最適!!

TYPE : En

DATE : Nov 20, 2021

ミラノのビジネスマンやフィレンツェのピッティウオモのスナップを見ていると、日本とはちょっと違うネクタイが人気なのがすぐにわかります。

それは、無地のネクタイ。
ソリッドタイと呼ばれることもありますが、とにかくイタリアではよく見かけます。
日本では無地ネクタイというと冠婚葬祭用かカジュアルなニットタイというイメージが強く、丸の内や新宿を歩くビジネスマンを見ていても無地のネクタイをしている人を見つけるのはなかなか大変。

やはり日本ではストライプや小紋柄が圧倒的に人気ですが、逆に見れば、ワードローブが似たような柄のネクタイばかりでバリエーションが少ないとも言えます。

そこで、今回はそんなマンネリ化しがちなネクタイ選びを改善でき、誕生日やクリスマスプレゼントとして喜ばれる無地ネクタイの魅力を解説してみたいと思います。

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無地のネクタイは、あらゆるコーディネートにも対応できるということが最大のポイント。
無地のスーツやジャケットに合わせた時に、メリハリが出せないと思い込んでいる人も多いかもしれませんが、色や素材をうまくチョイスすれば個性的なVゾーンを演出できます。

そんな無地のネクタイは、プレゼントとしても最適。
お洒落な方でもワードローブにないことが多く、持っているネクタイとかぶることも避けれます。

これからの季節なら、素材がウールやカシミヤといったものがオススメ。
シルクのネクタイにはないマットな質感で表面に生地感が出るので、シックで個性的なVゾーンが作れます。

とは言え、無地ネクタイに馴染みのない方も多いと思いますので、具体的なコーディネート例をアップしてみました。

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柄ジャケットとの相性は抜群。
ジャケットの色を拾ったネクタイにすると、全体が引き締まった印象になります。
こうした組み合わせはイタリア人がよくしている定番スタイルです。

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ネクタイの表面にウール生地ならではの凹凸が出るので、冬物の厚手生地のジャケットとは相性抜群。
ブレザーにデニムというスタイルに、このタイをすればトレンディーなビジネススタイルが完成。

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無地スーツと共にビジネスの王道と言えるストライプスーツですが、ネクタイ選びに悩む方も多いと聞きます。
無地ネクタイならこの難問も簡単にクリア。
無地シャツが基本ですが、ランクアップしたVゾーンにチャレンジしてみたいという方には、写真のようなギンガムチェックシャツを。

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グレーのウール無地のネクタイは、クラシック、モードどちらのスタイルにもマッチ。
中でもミディアムグレーが一番使いやすい色と言われています。
ウールのネクタイは、結び目がもたつきがちですが、マリネッラのものは生地と芯材が絶妙な厚みなので、結び目がすっきりとまとまります。

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ツイードのスーツにも無地のネクタイを合わせると完璧なブリティッシュスタイルが完成。
ツイードの素材感に釣り合うのはやはりウール系のネクタイ。
もっとクラシックなスタイルにしたい場合は、シャツをラウンドカラーやタブカラーにすると完璧。

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こちらはカシミヤを使った無地のネクタイ。
結ぶ時に毎回、カシミヤならではの肌触りの良さに感激するはず。
結び目も小さくできるのもこの生地ならでは。
マットなボルドー色なので、レッド系のネクタイは初めてという方もトライ可能です。


  • 【Profile】 : スタイリスト / 大西陽一 氏
    「メンズ・イーエックス」「レオン」「メンズ・プレシャス」「アエラスタイルマガジン」などで スタイリストとして活躍。親しみやすい人柄とファッションに対して熱い情熱を自ら表現し、 多くの方から愛されています。エディターの一面も併せ持ち、アルソーレの代表も務めています。