大西陽一 / STYLE

シーラップが定番のモッズコートをビジネスでも使えるモダンデザインに仕上げ防寒性もアップ

TYPE : En

DATE : Nov 23, 2021

トレンチコートと同じように元々はミリタリーウェアがルーツのモッズコート(ヴィンテージではM51型コートと呼ばれることも)。
トレンチコートは、ビジネス用コートとして有名ですが、いざ試着するとダブルになった前身や肩についたエポーレット(肩章)のインパクトが強く、購入に至らない方も多いと聞きます。

それに比べ、モッズコートはフードがついていること以外はシンプルなデザインなのでオンオフ着れる万能コート。
ただ、モッズコートで検索すると素材感がチープな感じだったり、色がミリタリー系のカーキが多く、ビジネスシーンでも使いたい方には不向きなものばかり。

そんなお悩みを解決したのが、今回取り上げるシーラップのモッズコートです。

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スナップを見ていただければわかりますが、ネイビーの上質なピーチスキン生地を使いイタリアならではのデザインのアレンジが効いているので、ラグジュアリーな雰囲気が漂っています。

これなら、出勤時はスーツやジャケパン、お休みの日にはセーターにデニムというスタイルに見事にマッチしてくれます。

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このコートの持っているスポーティーな感じをアピールするなら、ジャケパンスタイルが最適。
そこで、ビジネスから週末のお出かけにまで使えそうなコーディネートを作ってみました。

ここでのポイントは、キャメルやブラウンを基調とした色でコート以外をまとめたこと。
もちろんネイビースーツやデニムスタイルといったネイビー系のコーディネートにもハマりますが、これは比較的簡単に思いつきますよね。

コートの下をブラウン系にするとコートの持っているミリタリー由来の無骨でタフなイメージをうまく中和してくれ、エレガントな雰囲気さえ感じる様になります。
コートの裏地のボアがライトブラウンというのも、このコーディネートがまとまる決め手になっています。

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デザインの原型はアメリカのミリタリーコート M51と呼ばれてるモデルですが、シーラップが手がけると洗練されたコートにアップグレードされています。
見ての通りネイビーの上質な生地は、イタリアならではの表面加工(桃の表面の様な細かな毛ばたち)がなされていて程よいマットな質感。
素材は、コットン45%、ポリエステル39%、ナイロン16%という独特の配分によって高級感を出しています。

シルエットはウエストのドローコードを締め付けなければ、画像の様に程よいAラインに。

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フードは本体と一体化になっているので、取り外しはできないタイプ。
アウトドアブランドのパーカーなどの様な頭にフィットする無駄のないデザイン。
小雨や小雪程度であれば傘がなくてもこれでしのげます。

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ファスナーはダブルジッパーになっているので、着こなし方を色々アレンジできます。
生地は、かなり高密度に織られています。
天然素材のボタンにはブランド名が刻まれています。
こうした細かな部分にまでブランドのこだわりが詰まっています。

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ウール混のボア素材がコートの裏地(取り外しはできない)に付けられています。
ウエスト位置にはドローコードがついているので、風が強い時や寒さが厳しい時はここを絞ることで保温力が高まります。
Aラインがお好みでない方は、ここを絞るとシルエットがアウトドアテイストにガラッと変わるのでお試しを。


  • 【Profile】 : スタイリスト / 大西陽一 氏
    「メンズ・イーエックス」「レオン」「メンズ・プレシャス」「アエラスタイルマガジン」などで スタイリストとして活躍。親しみやすい人柄とファッションに対して熱い情熱を自ら表現し、 多くの方から愛されています。エディターの一面も併せ持ち、アルソーレの代表も務めています。