タイとポケットチーフの関係性
TYPE : Flow
DATE : Nov 25, 2023
「タイとポケットチーフはそろえないようにすること」
「気取り過ぎた装いや、流行遅れの装いも避けなくてはいけません、
そして、最も大切なことは、常にリラックスしたエレガンスを心がけること」
E.MARINELLA NAPOLI 創業者 エウジェニオ・マリネッラ
マリネッラの創業者である、エウジェニオ・マリネッラ。現在のマリネッラ社の社長である、マウリッツィオ・マリネッラの祖父に当たります。1914年6月26日に、ナポリのヴィットリア広場で始まったマリネッラの109年に渡る歴史は、創業者であるエウジェニオによってスタートし、現在は、マウリッツィオの息子であるアレッサンドロまで、親子4世代に渡り紡がれています。
あまり知られておりませんが、創業者のエウジェニオ・マリネッラは、タイとポケットチーフの関係性について、このような教訓を残したそうです。
1914年のオープン当時、英国製品を扱うナポリのマリネッラは、まさにナポリにおける流行の最先端。
そして、たくさんの洒落者の出入りがあったであろう中、エウジェニオ自身が自然と体得してきた紳士のエレガンスの境地がこの教訓に凝縮されているように思います。
ナポリらしいブルーベースのタイの中に、ポケットチーフと同系色に見える小紋柄が入ることで、ポケットチーフとタイの双方に互助関係が成立し、やや華やかな面持ちの中にもまとまりが生まれ、シックな雰囲気に仕上がります。
タイとポケットチーフの双方にイエローの同系色を持ってきても、必要以上に主張が強くならないのは、ベースが紺のポケットチーフで上着に馴染ませているが故の効果。どこか奥ゆかしささえ感じさせる、控えめなスパイス効果が上品です。
如何でしたでしょうか。ナポリの街を見ていると、みなさま、ジャケットやパンツ、ベルト、靴、靴下などの色とポケットチーフを合わせる方や、タイの小紋柄の色を拾う方など、その合わせ方は十人十色。
しかしながら、全体の洋服のバランスの中で、嫌味となることなく自然にまとめている方が多いのは、様々な色に溢れたナポリの街がそうさせるのか、常々さすがだなと思わせられるところです。
「普段は中々ポケットチーフを挿さないな」という方も、紺のベースにクラシックカラーが配色されたマリネッラのポケットチーフは、ジャケットの色を問わず、最も馴染みやすくとても扱いが良いので、是非お試し下さい。
この1点のスパイスを挿すことで全体の雰囲気が一変します。
現在 シルクプリント ポケットチーフは、フローエンス トーキョー、マリネッラ ナポリ 東京ミッドタウン・丸の内の各店舗にて展開中ですので、是非ご覧ください。
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マリネッラ ナポリ 東京ミッドタウン
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア1F
営業時間:11:00~20:00
TEL : 03-5413-7651
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マリネッラ ナポリ 丸の内
東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア1F
営業時間:11:00~20:00
TEL : 03-3217-2871
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