大西陽一 / STYLE

英国紳士の定番「差し色ピンク」の使い方をマリネッラの新作ネクタイで再現。

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DATE : Apr 17, 2021

ロンドンは紳士の街、ジェントルマンが生まれた場所として有名です。

この様に言われるようになったのは、18世紀に完成されたスーツを筆頭に現代のメンズウェアのほとんどがここで生まれ、世界的に広まったから。

その当時の面影を残すところは現在のロンドンにいくつか残っていて、最も有名なのがスーツ発祥の地として名高いサビルロー ストリートとジェントルマンの必需品が足元の靴から髪の毛につける整髪剤まで揃うジャーミン ストリート。
ここを歩けば、英国紳士のスタイルがどんなものかを一瞬で理解できます。

日本には、それぞれの通りに立ち並ぶ老舗の支店があるので、ロンドンに行かなくても英国紳士のスタイルを取り入れることができるようになりました。

ただ、日本人好みする商品が中心になっていることがままあり、本国の品揃えを知っている英国好きの人の中には「ジャーミンストリートのウィンドにあったような色のネクタイは、日本ではなかなか見つからない」とこぼしているとか…


個人的な見解ですが、ロンドンでよく見かけるのに日本であまり見ないものの一例にピンクを使ったシャツやネクタイがあります。ピンクは日本の男性はあまり身につけませんが、英国紳士は好んで使う色。

今回はちょうどE.MARIMELLA(マリネッラ)の新作の中に、英国紳士が使っていそうなピンクのネクタイを発見したので、それを使い解説していきます。

英国流にコーディネートしたのが上の写真。エリが白で、見ごろにストライプ生地を使ったクレリックシャツと合わせるのが王道。

ロンドンでは証券&銀行街のお硬いイメージのシティ地区でも、この組み合わせに無地やストライプのスーツをあわせたビジネスマンによく出くわします。

とは言え紳士がピンクを使うことに抵抗のないロンドンとは違い、日本でこのスタイルを実践するのはなかなかハードルが高いのも事実。

個人的にピンクが日本で最も似合うのは、結婚式の披露宴や大切な女性との食事といったシーンではないでしょうか。昼間であればグレーのスーツにコーディネートするのがオススメ。

もちろんネイビーやブラックも悪くはありませんが、ピンクとのコントラストが強すぎ、ネクタイが浮いて見えがち。

初めてピンクのネクタイにトライする方は、ライトグレーやミディアムグレーのスーツとあわせると違和感なく着こなせるはずです。

こちらがE.MARINELLA(マリネッラ)の新作の一押しのピンクネクタイ。
普通こうした色のネクタイは、シルクのツヤ感がですぎてちょっとセクシーなVゾーンになってしまいますが、この新作はホログラム柄に織られた生地を使っているので、ピンクの発色が控えめ。

お祝いごとやプロポーズ等々ここぞという時に 華やかさを増し増しにできるのが、ホログラム柄のこの3色。

同系の色を部分的に使ったポケットチーフをプラスすると、ネクタイが悪目立ちするのを防げます。

昔は、ネクタイと同じ生地か 同じ色のポケットチーフを使うのが ルールと言われていましたが、今はそれは古典的 なものとなっていますのでご注意ください。


  • 【Profile】 : スタイリスト / 大西陽一 氏
    「メンズ・イーエックス」「レオン」「メンズ・プレシャス」「アエラスタイルマガジン」などで スタイリストとして活躍。親しみやすい人柄とファッションに対して熱い情熱を自ら表現し、 多くの方から愛されております。エディターの一面も併せ持ち、アルソーレの代表も務めております。