マリネッラ ナポリ 丸の内 小林 のナポリ解体新書②
～ミラノ行脚編（後編）～

こんにちは、マリネッラ ナポリ 丸の内 の小林です。
前回から引き続き、ミラノの後半になります。

前回お話した、ミラノ大聖堂に絡めて、食べ物のお話を。
この大聖堂横の百貨店リナシェンテの脇に、”Panzerotti Luini”というパン屋さんがあるのですが、ここの揚げピザが絶品。
もともと、南の食べ物だった揚げピザを、その昔北部ミラノに持ち込んで売ったところ大当たりという経緯だったかと思いますが、とにかく激うまです。
初めて食べた時はあまりの美味しさに食べ終わってからもう一回並びました。
マルゲリータがおすすめです。

http://www.luini.it/

そして、自他共に認めるパン好きの私ですが、イタリアに行く際は、パンや、パニーノと呼ばれる、いわゆるイタリア風サンドイッチをよく食べます。
このパニーノですが、イタリアでは、総菜屋さんや肉屋さんなんかでも好みを伝えて作ってくれるところも多く、生ハムとチーズを挟んだだけなのにやたら美味しかったりして驚かされます。
（このパニーノですが、フィレンツェで食べた絶品パニーノがあるのでパニーノ話はまたどこかで書いてみたいと思います・・・。）
また、ミラノには、少し前に日本にも上陸した”PRINCI”というパン屋さんがあり、ミラノ市内に何店舗かあるのですが、ここもおすすめです。
朝食や休憩にぴったりなのでお試し下さい。
現在、代官山に某米国系コーヒーショップの運営で上陸をしたのですが、日本にいながらミラノの味が楽しめるのでいつか行ってみたいなと思っております。

https://www.princi.com/

さて、当時は初めての海外。
しかもイタリアで勝手も分からずあまり本領を発揮できないままミラノの空気を味わうわけなのですが、滞在中はセンピオーネ公園では不良少年グループにからまれ、路上ではジプシーの熱い歓迎を受け、「これがイタリアか、ガイドブックに書いてあったな」などと思いながら過ごすのですが、産業都市ミラノはとてもエレガントな都市で、人も親切な国際都市でありました。

また、ミラノは、見どころやモニュメントは賛否両論あるところですが、やはり、ダヴィンチの”最後の晩餐”は欠かせないかと思います。
教会内部の食堂のドア上に書かれた壁画なので、絵画のように移動が出来ない以上、ミラノじゃないと見られないんです！
「その昔は、ダヴィンチもこの辺歩いてたのかな」などと考えると結構感慨深いです。

そして、ミラノは何といっても買い物天国。まさに魔境です。
有名どころでは、10 Corso Como、ANTONIA、BRIAN&BARRYなどのセレクトショップ、ラグジュアリーブランドはもちろん、正統派クラシックスタイルの老舗ショップに至るまで最強です。
また、かく言う、私どもマリネッラも中心に2店舗を構えます。
ミラノに行った際は是非お立ち寄り下さい。
見どころとしては、ミラノ2号店であるManzoni店で扱うマリネッラの靴です。
これがまた良い雰囲気で、マッケイ製法で作られているのでハンドソーンや、イギリス靴に慣れていらっしゃる方には少々物足りなさを感じるかもしれませんが、往年のガエターノさん時代のＧＡＴＴＯを思わせるような、華奢な中にも伝統も感じるエレガントさがあり、昔のイタリア靴然としたキャラクターに仕上がっているように思います。
また、価格も良心的で雰囲気とクオリティーのバランスが◎でおすすめです。