大西陽一 / STYLE SAMPLE

夏になると着用率がグッと増えるカジュアルの超定番! イザイア の ワンポイントポロシャツ

TYPE : Flow

DATE : Jul 03, 2021

ポロシャツは、夏になると着用率がグッと増えるカジュアルの超定番。
最近はテレワーク会議なども広がり、Tシャツよりきちんと感が出るのでビジネスシーンでもB.D.シャツに次ぐ存在に。

ポロシャツは、一見Tシャツとほとんど変わらないように見えますが、実はえりがつくかつかないかで、その立ち位置が変わってきます。
そこがTシャツと違い、ビジネスでも通用するポイントで、それぞれのルーツを紐解くとなぜそうなるかが理解できます。
そもそも、Tシャツは下着や作業着がルーツだったので、街中で人様に見せるものではなかった様です。(注)諸説あります。
今となっては?ですが、男性が仮にトランクスやブリーフでレストランに行ったら「不謹慎な人」「過激なファッション?」と感じるのと同じで、昔々はTシャツで街中を出歩く事はそれと似た感覚だったようです。

それに対してポロシャツは、ニットのえり付きセーターが、素材やデザインを変えてスポーティーに進化したもので、テニスやポロ競技といったクラス意識の高い人たちが好むスポーツでよく使われていたので、イメージも高級感が漂うように。
日本でも厳格なゴルフクラブは、いまだにTシャツはNGでポロシャツはOKというドレスコードがあると聞きます。
とはいえ、日本ではポロシャツは、休日着というイメージで盛夏なら一枚で着るというの方が大半ですが、今回はあえてこの時期に、スーツやジャケットにポロシャツを合わせてみませんか!?というご提案。

ポロシャツの育ちの良さを上手く生かした、簡単にできるドレススタイルで、こつを覚えれば、ポロシャツの着こなしの幅がグッと広がります!!

こちらのジェントルマンの様に、スーツにポロシャツを合わせてみるというスタイリングが最近トレンドで、えりを立てたり、外に出して開襟シャツの様に着るのが今季のトレンド。

ポロシャツのえり立ては、日本でも1980年代のプレッピーファッションやハマトラが流行った時によく見かけましたが、その後はパタッとなりを潜めていましたが、ここにきて復活の兆しの様です。
スーツにTシャツの方が先に市民権を得ていますが、ポロシャツの方がえりでアクセントをつけれる分スタイリングにインパクトがでます。
ただしここで気をつけるのは、インナーのポロシャツはスーツの色目に近い色を選ぶこと。
もちろん、白のポロシャツも清潔感がありスマートではありますが、ややカジュアル感が強く出てしまい、スナップのジェントルマンの様なシャープなイメージにはなりません。
個人的には、ビジネスでポロシャツを着る場合は、濃口(色)が正解だと思います。
とは言え日本のビジネスシーンでは、えりは立てられないよ…という方は、寝かせてもOKです。

ISAIA(イザイア)の鹿の子生地のポロシャツの中で、ネイビー系のスーツに似合うものをチョイスしたのがこの商品。
青みがかったネイビーという絶妙なカラーは、地中海を連想させる独特の発色なので、普通のネイビーポロとは違い、地味にならず見た目も暑苦しく見えにくい。
ボタンを全部閉めると超ベーシックですが、ジェントルマンの様にえりで遊ぶと急に表情が変わります。

日本のビジネスシーンでも、最近はスナップのジェントルマンの様なパキッとしたチェックのスーツも見かける様になりましたが、出勤するにはかなりハードルが高いのも事実。
そこで、再現コーディネートはチェックの柄が比較的おとなしい(イザイアとしては)スーツをチョイス。
このスーツなら上下別々に使うこともできるので、パンツをホワイトのコットンに変えるとリゾート向きのスタイリングに仕上がります。

ポロシャツ のボタン周りをよくみるとイザイアのトレードマークのサンゴが刺繍されています。
このポロシャツの鹿の子生地は、高級なコットンを使って編み上げているので光沢感があり肌触りはがとてもしなやか。
デザインがシンプルな分、最上級のクオリティが際立ちますね。

実は、ボタンのついた前たての裏にもサンゴの刺繍がしてあります。
ナポリ流の遊び心がこんなところに隠されていました。



  • 【Profile】 : スタイリスト / 大西陽一 氏
    「メンズ・イーエックス」「レオン」「メンズ・プレシャス」「アエラスタイルマガジン」などで スタイリストとして活躍。親しみやすい人柄とファッションに対して熱い情熱を自ら表現し、 多くの方から愛されております。エディターの一面も併せ持ち、アルソーレの代表も務めております。